FBAを利用して商品を出品をするためには、
仕入れた商品をAmazonが指定する倉庫(FC)に納品する必要があります。
FBAでの納品手続きの仕方についてご紹介いたします。
最初はとても難しく感じたり手間に感じたりするかもしれませんが、
慣れてしまえば逆にとても楽になるので、
早くマスターしてFBA納品に慣れていきましょう。
もくじ
FBA納品する前に
FBA納品する前に納品する商品を事前に商品登録する必要があります。
もし、まだ出品登録が完了していない方はこちらを参考にしてください。
FBA納品に必要なもの
FBA納品する上で事前に用意しておいた方がよいものがあります。
【納品手続きする上で用意するもの】
- プリンター、印刷用紙
- ラベルシール(はがれるタイプ)
- 梱包材(段ボール、梱包用テープ、緩衝材)
- 送り状
プリンター、印刷用紙
プリンターはA4用紙を印刷できるものであれば何でもOKです。
カラー印刷じゃなくて白黒印刷でも問題ありません。
お持ちでない方は中古でも良いと思います。
ラベルシール
ラベルシールははがしやすいものがおすすめです。
なぜかと言いますと、はがしにくいタイプだとお客様からのクレームになりかねません。
(お客様がラベルをはがす際にうまくはがせず商品にテープが残ったりしてしまうからです。)
私がよく使っているラベルはこちらです。
梱包材(段ボール、梱包用テープ、緩衝材)
段ボールはどこかからもらってきても、買ってもどちらでも良いと思います。
ただ、1つだけ注意して頂きたいのが、
FBA納品する際にNGの段ボールがあります。
買った段ボールであればほぼ問題ありませんが、
もらった段ボールは最初からNGの状態の段ボールもあるので注意をしてください。
【FBA納品時にNGの段ボール】
- サイズが50cm x 60cm x 50cm以上の段ボール(重量は30kgまで)
- 商品の荷重に耐えられず、底面・側面にたわみが生じる等不適切な輸送箱
- 複数の輸送箱をテープで巻くなどしてひとつにまとめて納品
- 商材に合わせて段ボールを組み合わせ、箱のサイズを大きく、または小さく加工した輸送箱や、段ボール箱を輸送箱の蓋代わりに使用したもの
詳しくは輸送箱の要件をご覧ください。
梱包用テープもあまりにも強度の弱いものは避けましょう。
(強度の弱いものでも必要に応じて二重にするなどすればOKだと思います。)
緩衝材は新聞紙で十分です。新聞紙を用意しましょう。
使用できる緩衝材は、クッション、エアキャップ、紙に限ります。
バラ状発泡スチロール、シュレッダー済みペーパーなどは、いかなるときも使用しないでください。
送り状
あなたがAmazon倉庫(FC)に送る際に利用する運送会社の送り状を用意しておきましょう。
こちらは少量であれば発送する際に運送会社にもらって書くというのでもOKですが、
発送をスムーズにする為にも事前にもらっておくと良いと思います。
また今後、本格的に納品をしていくつもりがある場合は、
運送会社にお願いしてあなたの住所等が「印字された送り状」をもらうと便利です。
印字されたものはお願いをすれば、
登録等の手続きはありますが簡単にもらえるのでお願いすると良いと思います。
(ただ、印刷してもらうまでに時間が掛かるので早めにお願いをしておくと良いです。)
FBA納品手続き
FBA納品手続きはセラーセントラルから行います。
FBA納品する商品を選択する
- Amazonセラーセントラルにログインします。
- 画面上部の「在庫」 → 「在庫管理」をクリック
- FBA納品したい商品にチェックを入れます。
(一括でチェックを入れたい場合は「ステータス」の左にあるチェックボックスをクリック)
- チェックを入れた上部にあるプルダウンメニューを開き、
「在庫商品を納品/補充する」をクリックする
- 納品する商品に間違いが無いか確認が入るので、
間違いがないか確認して間違いが無ければ「はい、続けます。」をクリック
納品プランの作成

【納品プラン】
はじめて納品する場合は、「新規の納品プランを作成」にチェック
既に納品プランを作ってあって、そこに納品商品を追加したい場合は「既存の納品プランに追加」をチェック
【発送元】
発送元に間違いがないかを確認しましょう。
【梱包タイプ】
一つの段ボールに複数の商品を入れる場合は「 」にチェック
一つの段ボールに同じ商品を入れる場合は「メーカー梱包(同じ商品のみで構成)」にチェック
※「 」にチェックを入れて
中身がすべて同じ商品でも問題は納品不備等にならないので、
基本的には「「」にチェックで良いと思います。
チェックを入れたら「続ける」をクリック。
納品数量の入力
商品の数量を入力します。
また、この際にFBA納品する商品の「追加」や「削除」もできますので、
必要に応じて追加や削除してください。
数量を入力したら「続ける」をクリック。
確認ページが表示されるので間違いが無ければ「続ける」をクリック
ラベルを印刷する
あなたが用意したラベルシールのサイズを選び、「ラベルを印刷」をクリック。
PDFがダウンロードできるので分かりやすい所に保存して、
PDFファイルを開いてください。
このようなファイルが開きますので、
これをラベルシールに印刷します。
- ラベル内に印刷がおさまっているか?
- 印刷にかすれ、にじみが無いか?
- 商品名、商品数(ラベルの枚数)は合っているか?
- 商品のコンディション(新品、中古等)は合っているか?
※バーコードが切れたりしてバーコードが読み込めないと、
納品不備になるので注意してください。
ラベルが印刷出来たら「続ける」をクリック。
納品プランの作成
納品プランの作成をします。
「新規作成」をクリックして必要に応じて、
新規作成の横の枠内の「納品プランの名前を変更」します。
問題がなさそうであれば「納品を作成する」をクリック。
続いて、「納品作業を続ける」をクリック。
梱包作業をする
実際の商品を箱詰めしていきます。
- 段ボールに番号を振って段ボールに番号を書く(1から順に番号を振っていく。)
- どの商品がどの箱(何番の箱)に入っているかメモする。
- 消費期限のある商品は消費期限をメモする。
- バーコードが隠れるように印刷したラベルを貼る。
- バーコードが複数ある場合はすべてのバーコードが隠れるようにする。(半透明の袋に入れる、マジック等でバーコードを読み込めなくする等)
- 段ボールは切ったり付けたり加工してないものを使い、
輸送時に空いたりしないように梱包用テープで頑丈にとめる。※消費期限のある商品は同一SKU(同じ商品)で消費期限が違う商品がある場合は別の箱に分けないと納品不備になる。
FBA倉庫への発送準備をする
あなたが配送する運送会社を選び、
配送方法を選択します。
続いて、梱包の方法について選択します。
「輸送箱数」は箱の中身は同じ商品を配送する場合に選択してください。
(1つの箱にAという商品だけが入っている場合)
「異なる商品が輸送箱に混在」は箱の中に様々な商品を入れて配送する場合に選択してください。
(1つの箱にA、B、Cという複数の商品が入っている場合)
「異なる商品が輸送箱に混在」を選ぶと、
商品情報と輸送箱の数を入力する場所が表示されるので入力してください。

納品箱数の数は、梱包前には「何箱になるか分からない?」という事もあると思います。
そんな時は、ひとまず仮の数字を入れておいてあとで変更も可能なので、
仮の数字を入力しておきましょう。
箱数を決めると、
以下の画像のように入力する画面が表示されます。
各項目を入力していきましょう。

【消費期限】
食品などの消費期限のある商品は消費期限を必ず入力する必要があります。
(消費期限のない商品は入力枠が表示されません。)
【輸送箱●商品数】
どの段ボールにどの商品が何個入っているか入力します。
梱包する際に段ボール自体にも番号を振って段ボールに番号を書いてしまいましょう。
(番号を振って書いておかないとどれがどの段ボールか分からなくなって大変になります。)
【輸送箱の重量】
重量はkgで入力してください。
輸送箱の寸法はcmで入力してください。
配送ラベルを印刷する
印刷用紙を選択して「配送ラベルを印刷」
配送ラベルを印刷をクリックするとPDFがダウンロードされるので、
ダウンロードしたPDFを開いて印刷をしてください。
印刷をしたら「クリックすると納品が完了します」をクリック。

配送ラベルを貼りつける
印刷した配送ラベルを段ボールに貼りつけます。
以下のような形で貼付けをしてください。
15kg以上の重さがある場合は、「重量超過」と記載します。
(画像では印刷したものを貼っていますが、マジック等で書いても大丈夫です。)
- 複数の箱がある場合は配送ラベルのバーコード下にある英数字の下二桁の数字が段ボールに振った番号と同じものに貼ってください。
(例:下二桁が03だったら3番と番号を振った段ボールにその配送ラベルを貼る。) - 開口部に配送ラベルがかぶらないようにする。
- 雨などで濡れてにじんだり、剥がれたりしないようにテープ等でしっかり保護す
- 15kgを超える場合は「重量超過」と記入する
運送会社の送り状を記入する
あとは運送会社からもらった送り上を記載して段ボールに貼付けます。
納品先の住所は先ほどのセラーセントラルの画面上部の方に記載されています。
納品先は住所の記載が分かりづらくなっていますが、
以下の場合であれば、
住所:507-8585 岐阜県多治見市旭ヶ丘10-6
宛名:Amazon.co.jp NGO2 FBA入庫係
という形で送り状に記入してください。
これでFBA納品作業は完了となります。
基本的には上記の方法でFBA納品できますが、
それ以外にも細かい注意点などもあるので、
Amazon公式のFBA関連ヘルプも一度目を通しておくことをおすすめします。
FBAは納品不備(ミス)があると、
納品が遅れたり、料金を請求されたりすることもあるので、
納品不備は最小限にした方が良いです。
さいごに
FBA納品は慣れるまではとてもめんどくさい作業のように感じてしまうかもしれません。
私も一番最初はそう思いました(笑)
ただ、慣れてしまうとかなり高速で納品作業が出来るようになり、
納品さえしてしまえばあとは全自動化に近いので、
早くFBA納品に慣れてどんどん稼げるようになりましょう!
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