Amazonで販売開始した初心者の頃にやってしまいがちなのが、
FBA禁止商品を仕入れてしまい、
商品を仕入れたはいいけど、FBA納品できない・・・という失敗。
Amazonはなんでもかんでも販売してくれる訳でもなく、
FBA納品が禁止されているFBA禁止商品というものがあります。
(自己配送であれば出品できるものもあります。)
ちなみにですが、
FBAってなに?という方はこちらを参考にしてください。
仕入れたけどFBA納品できない・・・なんて避けるためにも、
FBA禁止商品をしっかりと把握しておきましょう。
もくじ
FBA禁止商品とは?
FBA禁止商品は以下のようなものがあります。
- 常温管理できないもの
- ※食品、食品を含む製品、食品以外で期限表示のある製品(要期限管理商品)
- 動植物
- 危険物および化学薬品
- 販売にあたり関連省庁などへの届出や許可等が必要なもの
- 医療機器、医薬品、酒類、金券、プリペイドカード、各種商品券など
- その他、強力磁石・ゴールドバー、金貨、古銭等のFBA納品禁止されたもの
※要期限管理商品は大口出品者は出品できます。
このような商品がFBA納品を禁止されております。
一つずつ見て紹介していきます。
常温管理できないもの
食品せどりをしようとしている方は注意が必要です。
これはそのままで、
- 冷蔵が必要な商品
- 冷凍食品
- アイスクリームなど
などの常温管理出来ないものはFBA納品できません。
上記と混同してしまいがちですが、
パッケージに以下のような記載のある商品は出品が可能です。
冷暗所で保管
高温多湿を避けて保管
直射日光を避けて保管
いわゆるクール便などで送らなければいけない商品は出品できないと考えておくと覚えやすいかもしれません。
(※ひとつの目安です。)
チョコレートは夏期(4月~9月)は禁止、冬期(10月~3月末)は納品可能
チョコレートも温度管理をしないと溶けてしまい温度管理が必要な商品ですが、
チョコレートは4月~9月の夏期はFBA納品出来ません。しかし、10月~3月末の冬期はFBA納品する事ができます。
チョコレート納品をしたい方は、
事前の申請とFBA納品倉庫の固定(市川FC)が必要になってきます。
食品、食品を含む製品、食品以外で期限表示のある製品(要期限管理商品)
要期限管理商品はFBA禁止商品としてAmazonのヘルプにも記載がありますが、
大口出品者は出品する事が出来ます。
但し、基本的には消費期限が60日以上あるものしか納品をする事が出来ません。
要期限管理商品が納品できない方は小口出品者のみです。
小口出品者で要期限管理商品を出品したい方は、
この際に以下を参考に大口出品への切り替えを検討してみましょう。
動植物
Amazonでは入荷前に生きていたと思われる動物・植物(種子含む)の販売は出来ません。
動物に限らず、熱帯魚などの世話や管理が必要なものの販売は出来ません。
但し、植物の種子は食用として販売されているものは出品が可能です。
危険物および化学薬品
FBA禁止商品の中でこれが一番注意が必要です。
なぜ、注意が必要かと言いますと、
日常では当たり前に使っているようなものでも、
改めて冷静に考えてみると危険物として指定されていたりするものがあります。
イメージしやすいのが、
飛行機内に持ち込みが出来ないものと考えると分かりやすいかもしれません。
(※一つの目安です。あくまでざっくりとした覚え方にはなります。)
スプレー缶(ヘアスプレー、殺虫剤等)
火薬類(花火等)
ガス類
リチウム電池が入っているもの
可燃性/火気と高温に注意/可燃性ガス/火気注意/火気に近づけない/40度以上にしないで/高温にしない/窒素ガス/液化石油ガス などの表示のあるもの
販売にあたり関連省庁などへの届出や許可等が必要なもの
これはAmazonに限らず、
販売する上で法律で定められた届出や許可が必要なものなので当然ですね。
以下のようなものです。
- 医療機器
- 医薬品
- 酒類
- 金券、プリペイドカード
- 各種商品券、テレホンカード、切手、収入印紙、イベント入場券など。
医療機器について
医療機器は家庭用管理医療機器(下記表参照)と一般医療機器のみ取り扱いが可能です。
(基本的には一般医療機器以外は使えないと把握しておいた方が良いかと思います。)
下記の表は、販売者が営業所の所在地を管轄する保健所へ届出を提出することによって、取り扱い可能となる家庭用管理医療機器です。
一般医療機器とは・・・不具合が生じた場合でも、人体への影響が軽微であるものと定義されているようです。
いわゆる私たちが薬局やドラッグストアで薬剤師などに相談しなくても簡単に手に入るような医療機器です。
(※簡単に手に入っても医療機器じゃないものもあるのであくまで目安とお考えください。)
- ピンセット
- 補聴器
- 絆創膏
- 水銀体温計
- 脱脂綿
- がーせ
薬局やドラッグストアも仕入対象としている方がいますが、
このようなもの以外は薬局やドラッグストアで仕入したとしてもFBA納品する事が出来ない場合があるので注意してください。
特に薬剤師に相談しないと買えないものなどは納品出来ないものがほとんどです。
その他、強力磁石・ゴールドバー、金貨、古銭等のFBA納品禁止されたもの
具体的には以下のようなものです。
- ネオジウム磁石及び磁気が他商品に影響を及ぼす恐れのある強力磁石
- ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴッド・地金
- 金貨、銀貨、銅貨、記念コイン
- 古銭、古札
このような商品がFBA禁止商品として指定されています。
このような商品は仕入をしても納品する事が出来ないので仕入する際に注意をしましょう。
FBA禁止商品か迷った時は?
FBA禁止商品か迷う時は結構あると思います。
そんな時はAmazonに問い合わせをして確認してしまうのがおすすめです。
Amazon自体も迷った時はお問い合わせでの確認を推奨しています。

実際に私も何度か問い合わせしましたが、
毎回担当の方に「分からなかったり迷ったらその都度お問い合わせください」と言われます。
それなので迷って悩んでいるくらいならどんどんAmazonテクニカルサポートにお問い合わせして確認しましょう。
お問い合わせの仕方はこちらを参考にしてください。
一応、こちらにも具体的に記載されているので参考にするのも良いかと思います。
Amazonヘルプページ:FBA禁止商品
もしFBA禁止商品を誤って仕入れてしまったら・・・
時には誤ってFBA禁止商品を仕入れてしまう事もあるかもしれません。
(実際に私もありました汗)
そんな時は、出品自体が禁止された商品でなければ自己発送であればAmazonに出品可能です。
また、他の通販モール等であれば出品ができるものも多いと思います。
Amazonで自己配送で販売もしくは他のモール等に出品・販売して不良在庫にならないようにしましょう。
さいごに
FBA禁止商品は完璧に覚えておくのは難しいかもしれませんが、
ざっくりで良いのでおおよそ覚えておきましょう。
私もざっくりとしか覚えていません(笑)。あとはすべてAmazonにお問い合わせしています。
仕入に慣れてくると、「ん?これFBA納品できるか怪しいかも!?」という勘が働くようになります。
怪しいかも!?と思った時や、
仕入れたら大きく利益が出そうな商品の場合は、
Amazonのテクニカルサポートにお問い合わせをして出品ができるか確認をしましょう。
そうする事でFBA禁止商品を仕入れて不良在庫を抱えるリスクを大幅に減らすことが出来ます。
不良在庫を抱えると、
資金繰りが悪くなります。
しっかりと利益を出していくためにも、
FBA禁止商品は頭に入れておきましょう。
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